以前に、株主総会の決定事項をはじめ、基本的な知識を前回記事で解説しました↓

今回の記事では、
- 実際に株主総会に出席するにはどうすればよいか?
- 会場はどんな雰囲気なのか?
について、出席経験の私から、初めて株主総会に出席する方のための解説をしていきます。
1.まず、株主総会出席の権利を得るには・・・
株主総会には株主が召集されるので、当然ながら企業の株主にならなければなりません。
ということで、まず初めにすべきことは企業の株主になることです。
そして株主総会に出席するためには、権利確定日(権利付き最終日)の取引終了時点にその株式を保有していることが必要になります。
※株式を買った瞬間株主総会出席の権限が得られるというわけではない点に注意!
逆に言うと、この株式をたった一日保有しているだけで、株主総会に出席する権利を取得することができます。
2.株主関係書類を受け取る

権利付き最終日に株式を保有していると、その約2か月後に株主関係書類が郵送で到着します。
一般的に、その中に決算報告書や株主総会召集通知、議決権行使書などが同封されています。
これらの書類に
- 株主総会の日時
- 株主総会の開催場所
- 株主総会での議案
などの記載があります。
これらの書類は各社HPでも閲覧することができます。
▲ここで注意!
議決権行使書が入場券代わりになります。当日忘れないようにしましょう。
取締役選任など、会社の経営に関わる重要な事柄に対して、株主の意思表示を行う書類のこと。基本的には経営側の提案に対して、受け入れるか否認するかの二択になっている。
※株主総会に出席できない場合は議決権行使書を郵送、あるいはインターネットから議決権行使することができます。
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3.株主総会にいざ出席!
初めて出席される方にとっては、わからないこともたくさんあると思うので、
私が初めて株主総会に参加する際、ギモンに感じていた事項を一問一答形式でまとめました。
出席する会社の本社ビル、ビルの貸会議室、ときにはホテルの大広間で開催されます。
私服でOKです。株主総会のほとんどが平日開催のため、スーツ着用で参加し、終わってから会社に出社という方も多いようです。持ち物は、議決権行使書さえあれば問題はありません。
ファッションは一番不安に思う点かと思いますが、心配はご無用です。
私は大学時代、普通にパーカーにジーンズで総会に出席していました。
総会出席にお金はかかりません。交通費は自己負担です。
今までの管理人の出席した総会の平均時間は40~50分です。株主からの質問がなければ20分程度で終了することも。
年齢層は50~70代男性が多い印象です。年齢の若い30代の方はスーツを着て出席している方が多いです。出席株主数は、企業の規模にもよりますが、50~200人程度です。
4.株主総会に出席するメリットとは
①経営者の生の声が聞ける!
普段会うことのない経営陣の顔が見ることができたり、生の声が聞けたりすることが、株主総会出席の最たるメリットと言えます。
また、株主として経営陣に意見・質問することもできます。
②お土産がもらえる!
株主総会に出席すると、お土産がもらえることがあります。
菓子折りや金券など、各社様々です。その企業ならではの製品や、限定グッズがもらえることもあります。
中には、株主限定イベントを開催する企業もあります。
ちなみに、サンリオの株主総会の日は、サンリオピューロランドへの入場が無料となり、さらに株主専用の貸切状態になるので人気です。
ホント!?次回までに株主にならなきゃ!!
5.まとめ

株主総会のほとんどが平日の午前開催なので、参加できる人は限られます。
しかし、株主総会でしかもらえないお土産をもらえたり、何か特別な体験をできたりと、株主総会ならではのイベントを楽しめます。
初めは、総会のお土産を目当てに参加するのでもOKです。時間があれば是非出席してみましょう!
ちなみに、株主総会を土日に開催している会社はこちらの記事で紹介しています↓

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