優良企業の新法則! 役員顔出し企業の株価パフォーマンスが高いって本当!?

役員 社長 顔出し

 

「優良企業の基準とは何ですか?」と何人かに尋ねれば

  • 少数精鋭で効率経営をしている会社
  • M&Aで規模を膨らまして新事業を展開する会社
  • 男女問わず活躍できる会社
  • 福利厚生が充実している会社 

 

というように様々な回答が返ってくることでしょう。

 

では、投資家目線で考えて、企業に投資をする上で優良な企業、投資する価値のある企業はどんな企業でしょうか。

 

当然、効率よく大きな利益を出す企業ですよね。

それが株価の上昇や配当金UPに繋がります。

 

 

今回の記事では、株価が上がる企業の特徴にある法則性を見出した、レオス・キャピタルワークスの調査についてご紹介します。

 

 

レオス・キャピタルの一風変わった調査

ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスは、上場企業がウェブサイトに社長や役員の顔写真を掲載の有無と株価の関連を分析するという、一風変わった調査を試みました。

 

時価総額が上位の企業200社を対象に、2008年10月末のリーマンショック時の株価を100として、直後約5年間の株価の推移を表したものです。

3本の線は、社長や役員の顔写真を会社HPで掲載しているか、そうでないかです。

  • 企業群A…社長+役員の掲載
  • 企業群B…社長のみ掲載
  • 企業群C…共に掲載なし

 

株価推移

※出所:東洋経済ONLINEより

 

調査結果

リーマンショック後、約5年間でいずれの企業群も株価が上がっていますが、最も低い企業群Aと最も高く推移した企業群Cとでは50ポイント近く差が開く結果となりました。

 

社長だけ顔写真を掲載している企業も掲載なしの企業に比べて株価パフォーマンスが高いことがわかりますが、

この調査の最大の注目ポイントは、社長に加えて、役員の顔写真も会社HPで掲載している会社の株価パフォーマンスは高い

ということです。

実際に、企業群A(社長+役員掲載)企業群B(社長のみ掲載)では、30ポイント以上もの差があります。

 

 

一体なぜでしょうか。

 

 

[考察] 役員の顔出しも重要なのはなぜか

以下は私の考察です。

 

①役員は社長より重要人物

企業のトップは社長です。しかし、実際に会社を動かしているのは各部門を統率する役員です。

また、株主総会でも具体的な事業戦略の発表は役員が担当することが多々あります。

⇒株主にとって役員は、社長以上にキーパーソン!

 

 

②企業の透明性UP

ニュースでも「企業の透明性」「顔が見える経営」「風通しの良い企業風土」といった言葉を耳にすることがあります。

 

社長や役員の「顔が見える」会社ほど、会社の透明性が高まると考えられます。

(確かに、顔写真が載っていないのであれば、社長が遊び人で顔が割れるのを避けているなど、何か後ろ暗い理由があることも考えられますよね)

 

※実際に、この調査結果を受けてレオス・キャピタル藤野英人社長は、

写真の少ない企業は情報公開に消極的な傾向があり、不祥事企業を後から調べると、社長の写真を掲載していなかった例が目に付く

とコメントしていました。

 

 

 

続いて、公式HPで社長+役員陣の顔出しをしている企業を1社ご紹介します。

 

[2269]明治ホールディングス

以下は、お菓子でお馴染み明治ホールディングスの会社HPの役員紹介写真です。

 

明治ホールディングス

出典:明治ホールディングス公式HP 役員紹介

 

 

顔だけでなく、役員全員を集合写真形式で紹介する会社は国内企業ではかなり珍しいので、今回ご紹介しました。

また、このページの下部には役員一人一人の経歴も掲載されており、企業の透明性が高く好印象と言えます。

 

 

そして

気になる株価のパフォーマンスは・・・

 

※出典:MONEX Traderより

 

直近5年で株価は5倍以上と、非常に高いパフォーマンスを誇っています。

 

 

まとめ

会社HPで、社長+役員の顔出しをしている企業は、企業の透明性が高く、株価のパフォーマンスも高い!

 

上場企業であっても、会社HPに社長や役員の顔写真を載せることは義務ではないため、載せるか載せないかは企業の自由。

だからこそ、写真を載せているかどうかというのは大きな情報となりうるのです。

 

老舗の主人は必ず客の前に顔を見せる、サービスの行き届いたレストランほどシェフがホールに顔を出すことが多いと言います。

また、院長の顔を乗せた途端、患者数が増えたという話もあるくらいです。

このような話からも、レオスの調査の信ぴょう性の高さをさらに感じさせられることでしょう。

 

 

機械による運用が広まり、業績の数値を瞬時に株価が織り込んでしまう今の時代、

投資家には非財務情報への感度が、企業には情報開示のあり方が問われていると言えます。

 

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