以下は、昨日8/16(金)のニュースです。
ユニゾ、ソフトバンクG系のTOBに賛同表明
ソフトバンクグループ傘下の投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループは16日、エイチ・アイ・エス(HIS)から敵対的TOB(株式公開買い付け)を受けている不動産会社ユニゾホールディングス株に対し、TOBを実施すると発表した。
ユニゾは同日、フォートレスのTOBに賛同する意向を表明した。
TOB期間は8月19日~10月1日で、買い付け価格は1株当たり4000円と、8月15日のユニゾ株終値(3600円)を11%上回る水準に設定した。
買い付け予定数の下限は発行済み株式(自己株式除く)の3分の2に相当する2281万3500株とし、全株の取得を目指す方針だ。
出展:日本経済新聞(2019/8/16)
HISは先月にユニゾHDのTOB実施を表明していたけど、ここにきて急展開ね!
HISによるユニゾHDの敵対的買収については、こちらの記事でご紹介しています♪

サンヨーホームズに仕掛けられた敵対的TOBも要チェック!

フォートレスとは、ソフトバンクグループ傘下の米国の投資ファンドで、特に営業利益率の高いビジネスホテルの取得に注力しているのが特徴です。
同社の発表資料によると、フォートレスは最大でユニゾHD株を100%買い付けるとしており、買い付け予定数の下限は66.67%、期間は19日から10月1日までを予定しているようです。
今回のフォートレスの狙いは、不動産・ホテル業界の競争環境も激化しており、中期経営計画の実現や短期的な業績悪化リスクへの耐性を高めるには完全子会社化、非上場化による迅速な意思決定が必要と判断したということです。
投資ファンドフォートレスについて興味がある方はこちらの記事でご紹介しています↓

今回のフォートレスの報道は初め、正式発表ではなくメディアがつかんだ情報が最初の報道となりました。
今回のホワイトナイト登場の報道は、16日朝の日経新聞電子版によるユニゾHDが友好的な第三者であるホワイトナイトとしてフォートレスの協力を得て、HISのTOB不成立を狙うという内容でした。
この報道を受けて、同日のユニゾHD株は前日比16%高の4165円と急騰し16年6月以来約3年ぶりの高値をつけ、HIS株も5.8%高と4営業日ぶりに上昇しました。
ユニゾHDは、今回のフォートレスによるTOB成立を条件に、上期末に40円、期末に45円としていた2020年3月期の配当予想をそれぞれ無配に修正しました。
それはエリオットもきっと黙ってはいないわね(笑)
そうですね。加えて、HISが買い付け額を引き上げるかどうかも注目です。
>>参考記事:株主優待でホテル宿泊割引券・無料券がもらえる銘柄7選
優待投資家はショックを受けるわね。
まぁ、十分にキャピタルゲイン得ているはずだから…(笑)
そう言えばなのですが、フォートレス日本法人の山下明男代表は今年2月のあるインタビューで、今後4年間で日本のホテルなど不動産に3000~4000億円を投資する計画を明らかにしていました。
そうなんだ!
そのインタビュー一つで予測するのは不可能だけど、ニュースを見たり企業のトップのインタビューをチェックしたりして、日頃からアンテナを張っておくことは大切ね~
