顧客企業の需要旺盛で主力化粧品向け容器が快走。食品向けも堅調増。茨城・結城拠点の下期増産寄与、中国需要も順調。ただ償却負担増え、営業益高水準ながら伸び鈍る。営業外の雇用助成金減る。増配。

18年末の自社金型数が前年比192増の3463に拡大。デザイン、機能性重視の金型投資継続。ＥＵプラスチック規制に対応、脱プラ容器で欧州本格進出狙う。

出前館は45％増計画のオーダー数が３割増で出遅れ。配達代行拠点数純増150も進捗緩慢。だが拠点新設、システム増強などで１・８倍増計画の販管費も消化未達。営業益９割減の会社計画は上振れ。

株主優待をＶＩＳＡギフトカードからＴポイントに変更、出前館での利用頻度向上目指す。配達代行拠点数は19年１月末時点で前期末比純増32の92カ所。

特注機４割増含め18年末受注残約２割増と豊富。中国景気減速顕在化で取り出しロボット受注鈍化でも営業増益。20年３月期は中国向けの急回復は期待薄でも、医療関連の特注機の納入拡大支えに営業益は前期並み公算。為替差損見込まず。

医療関連の特注機は欧米へ納入。取り出しロボットは代理店の契約更改を機に地域割りを見直し欧州で拡販図る。

フッ化物は韓国、台湾で拡大。原料高の価格転嫁による採算改善が高進捗。会社営業益過小。増配。20年３月期は電池用添加物は好調持続。だが、半導体向けフッ化物が内外で需要急減速。営業益後退。為替差益、デリバティブ評価益見込まず。

通販や直販は停滞。ただ店舗販売は家電量販店で美顔器が好調。海外も中国、韓国が成長。積極投入の広告宣伝費を吸収し営業益続伸。特配継続か。20年４月期はテレビ露出の商品が寄与し直販改善。

18年末、ロシアで美容機器の販売開始。ＥＣや商業施設に加え、エステサロンへの卸も。低迷の通販は売れ筋で利益率の高い商材に入れ替え、テコ入れ図る。

公的保育は認可保育所の新設１（前期４）。受託保育も企業内保育所数の伸び減速。ただ前期開設拠点が通期稼働。児童数着実増。自治体から補助金収入膨らむ。人件費・賃料増こなし営業益続伸。初配当。

認可保育所数は19年度足踏みだが、20年度新設７以上目指す。保育士不足解消へ専門学校、短大などから新卒採用積極化。企業内保育は需要強い地方企業開拓。

中小規模企業の採用意欲がなお旺盛。柱の求人サイトは検索流入も増え新規契約が想定超、既存顧客の更新率も高まる。スカウトなどオプション契約も増え単価も上昇。名刺アプリの広告宣伝費抑制も効き、営業益増額。会社計画は保守的。

大阪市と共催で地元ベンチャーと人材のマッチングイベント実施。京阪神と福岡など首都圏以外の市場開拓進める。