東証1部への昇格によって株価は高騰する傾向にあり、立会外分売や優待新設といったサインから先回り買いをすることができます。
これは、広く知れ渡った投資手法ですが、今後も有効な投資法であると私は考えます。
今回の記事では、東証1部への昇格が近いと見られる新興企業について、直近で立会外分売や優待新設、株式分割のいずれかを実施しているものの、まだ1部昇格に至っていない銘柄にフォーカスしてご紹介していきます。
東証1部昇格基準についてはこちらから↓
2018年下半期予想記事はこちらから↓
新興株 東証1部昇格予想(5銘柄)
[9450] ファイバーゲート
賃貸物件オーナーや商業施設向けにWi‐Fiサービス提供。法人に通信機器の製造・販売も
2018年6月 優待新設
2018年8月 株式分割
2018年10月 立会外分売(47.6万株)
ファイバーゲート 株式の立会外分売に関するお知らせ
今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件の充足のために株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るものであります。
コメント:一通りの昇格へ向けた策を講じており、会社側もその意思を表明しているので一部昇格については間違いないでしょう。ただ、指標に割安感がないことだけが気がかりです。売上と利益の伸びが良いので、成長性に期待を込めて総合評価は★★★★★
[3968] セグエグループ
セグエグループは、セキュリティ製品の輸入販売事業とソリューション関連事業を展開しています。
同社は、個人投資家向け説明資料として次のような資料を出しています。
セグエグループ 2019年度以降の展望
セグエグループは2019年度以降の展望について、次のように説明しています。
2016年12月 株式分割
2017年6月 株式分割&立会外分売実施
2017年12月 立会外分売出典:セグエグループ 個人投資家向け説明資料
コメント:新規上場から株式分割、立会外分売を積極的に実施していて、さらに、IRで東証一部昇格を掲げています。設立が12月、上場も12月、株式分割や立会外分売などの実施は今まで6月か12月ですので、12月で一部昇格となる可能性は考えられます。条件をすでに満たしているようであれば6月をもって昇格する可能性があります。総合評価は★★★★★
同社は、19年4月末時点、東証2部に上場しています。
なるほどね、先回りで5月に買っとこうかしら~
で、5月昇格がなければ、一旦売ってまた11月に買うという作戦!(笑)
[7033] マネジメントソリューションズ
マネジメントソリューションズは、プロジェクトマネジメント実行支援が柱のコンサルです。
2019年3月 株式分割
2019年4月 立会外分売実施(15万株)
東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。今回の立会外分売は形式要件の充足のために株式の流動性向上及び株主増加並びに株式の分布状況の改善を図るものであります。
コメント:新規上場から株式分割、立会外分売を実施していて、昇格に向けた意欲が感じられます。設立が7月、上場も7月ですので、19年7月をもって昇格する可能性があります。昇格は確実と思われますが、それだけに昇格は織り込んでいる可能性は十分に考えられます。総合評価は★★★★
[3565] アセンテック
仮想デスクトップのソリューション、ソフト・端末販売、保守・コンサル事業を軸に展開しています。
2017年8月 株式分割
2019年1月 株式分割
2019年4月 立会外分売(33万株)
アセンテック 株式の立会外分売に関するお知らせ
今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件の充足のために株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るものであります。
コメント:新規上場から株式分割、立会外分売を実施していて、昇格に向けた意欲が感じられます。割高感を感じられますので、総合評価は★★★
[9279] ギフト
ギフトは、横浜家系ラーメン『町田商店』や、麺やスープなどの食材を提供するプロデュース事業を展開しています。
2018年12月 優待新設
2019年4月 立会外分売実施(15万株)
コメント:立会外分売実施の目的は、「当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため」とのことで、1部昇格を目指すとの文言はありませんでした。だからこそ、昇格時のサプライズ感は高いと思います。総合評価は★★★★★
ラーメン『一風堂』でおなじみ力の源HDも、2017年にマザーズ上場し、現在では一部昇格を果たしています。
ギフトも近い将来、昇格しそうね!先回り買いのチャンスありそう!
最低投資額が高くて私には手が出しにくいけど、検討するわ。
あれっ…よくよく調べてみたら結構こってりラーメン…!?
これはちょっと苦手かも…(笑)
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