3月22日、オンライン会議サービスを展開する「Zoom Communications」の上場申請書類が公開されました。
Zoomは、驚異的なスピードで業績を拡大していて、営業黒字化も達成している「ユニコーン企業」です。
法人向けに最大1000人までが参加できるオンライン会議ツールを提供しており、現在、利用企業が75万社を超えるサービスに成長しています。
ティッカーシンボルは「ZM」になるようです。
ユニコーン企業?ティッカーシンボル?
まず、ユニコーン企業とは、評価額10億ドル以上の非上場かつ設立10年以内のベンチャーのことです。
日本では、もう上場してしまいましたが、メルカリがユニコーン企業と呼ばれていた時期がありました。
メルカリってなんだかんだで日本ではすごい会社だったのね~
そうですね。
ティッカーシンボルは、欧米などで上場する銘柄識別のために各銘柄に付けられるコードのことで、アマゾンは「AMZN」、フェイスブックは「FB」となっています。
要するに、日本で言う4けたの銘柄コードと同じね!!
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1.Zoomの創業者はどんな人?設立の経緯は!?
ZoomはWeb会議の第一人者、エリック・ヤン氏によって2011年に設立された企業です。
アメリカのカリフォルニア州サンノゼに本社を置いています。
エリック・ヤン氏は、アメリカの通信機器大手シスコシステムズ出身です。
元々、WebExのエンジニアでしたが、2007年に同社はシスコによって買収されることになり、シスコのバイスプレジデントに就任しました。
しかしヤン氏は、ユーザーと対話する中で顧客満足の低さに失望したことから、2011年にZoomを立ち上げました。
会社を辞めて、同じサービスで起業して勝負するってすごいわね!
Zoomは、19年1月期の売上高は前年同期の2.2倍の3億3000万ドル、最終損益は750万ドルの黒字となっており、売上高は年々倍化しています。
Skypeとかってライバル企業になるんじゃ…
なんでこんなに業績が良いの!?
好業績の理由の一つとして、マーケティング効率の高さが挙げれらます。
Zoomを利用するユーザーがユーザーを拡大していくというビジネスモデルのため、広告費をかけずにユーザー獲得を実現しています。
マーケティング効率だけでは、ユーザーはつかないので、やはりユーザーの立場に立った満足度の高いサービスを提供し続けて実った結果と言えるでしょう。
2.まとめ
Zoomは、米ナスダック市場への上場を米証券当局に申請したと発表しました。
4月の上場観測が出ていますが、詳細はまだ明確になっていません。
同社サービスの代表的な利用企業は、配車アプリUberやチャットツールSlackなどが挙げられ、今後も大手企業の利用はさらに増えていくことが予想されます。
Zoomのビジネスモデルには、今のところIoTやビッグデータなど今風の要素はほぼありませんが、Web会議においてユーザーが最も求める、「ストレスなく利用開始できて、安定して使える」という点に重きを置いて、Skypeなどのユーザーから選ばれたということは、高く評価できます。
サービスの本質的な価値を高めることで、ユニコーン企業まで登りつめることができることを体現していると言えるでしょう。
ロイターによると、ズームの評価額は数十億にのぼるそうです。
上場時期は未定ですが、大いに注目していきたいですね!
普段、ズームにはお世話になっているし、上場したら株買ってみようかしら♪
株主優待で有料会員ただとかにならないかしらね~
アメリカ株に株主優待なんてないですよーっ!
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