[四季報読破]1 – 指標と用語

投資家にとって、企業のIR情報をはじめ、証券会社の各種レポート、雑誌など、情報源は多くあります。

しかし、自分の投資スタイルが明確でない場合、それらの情報に振り回される事になりかねません。

自らの投資スタイルをより良いものにするには、まずは企業財務の用語への理解を深める事も重要になります。

PERやROE、EPSなど、アルファベット3文字の指標がいくつもありますが一つ一つ覚えていきましょう。

配当性向・・・その期の純利益の中から、配当金をどのくらい支払っているかをパーセンテージで表したもの。

配当利回り・・・購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかをパーセンテージで表したもの。

 

時価総額・・・一般的に、「株価×発行済株式数」で算出され、その企業の規模を表している数値。
株式数が少なくても株価が高ければ時価総額は大きくなり、逆に株価が低くても株式数が多ければ、時価総額は大きくなります。

PER・・・Price Earnings Ratio(株価収益率) PER=株価÷1株当たり利益(EPS)
会社の利益と株価の関係を表していて、株の割安度を見る投資指標です。
一般的に『PERが低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安である』と言われています。

PERの正しい使い方・注意点

EPS・・・Earnings Per Share(1株当たりの利益)
EPSは、1株当たりの最終的な当期純利益がどの程度なのかを示すもので、企業の収益力を判断する指標です。EPSの数値が高いほどその企業の収益力が高いと見ることができます。

EPSが増加するケース

  • ケース1 自社株買い、株式併合による発行済み株式数の減少

自社株買いや株式併合により発行済み株式数が減少するとEPSは大きくなります。(反対に、株式分割や新規上場、転換社債の発行、ストックオプションの支給などにより発行済み株式数が増えるとEPSは小さくなります)

  • 純利益の増加

企業の経営状態が上向きになったり、もともと上向きであったのがさらに良好になったりすると、その期間での純利益は増加し、EPSも上昇します。

 

PBR・・・Price Book-value Ratio(株価純資産倍率) PBR=株価÷1株当たり純資産額(BPS)
株価が1株当たり純資産の何倍になっているかを見る投資指標です。

企業の資産価値を判断するPBRの活用法

BPS・・・Book value Per Share(1株あたりの純資産額)
発行済株式総数に対しどれだけの純資産があるかを示し、企業の健全性を示す指標の一つとなっています。

ROE・・・Return On Equity(自己資本利益率) ROE=1株当たり当期純利益÷1株当たり自己資本×100
基本的な考え方としては、数値が高いほど自己資本を有効に使って当期純利益を上げていることになります。
ROEが高水準で推移していれば、その会社の将来の収益性や成長性が有望と考えることができ、株主への利益還元も期待できます。

また、ROEはPBR÷PERでも算出することができます。

ROA・・・Return On Assets(総資産利益率) ROA=当期純利益÷総資産×100
企業全体の経営効率を測る指標の一つで、資本の利用によって、どれだけ利益を上げることができたかを表します。

有利子負債・・・銀行からの借入金や社債など、利息を付けて返さなければならない負債のことです。
有利子負債が多すぎると、経営上、利息の返済が大きな負担となるため、企業の健全性を測るうえで重要な指標の一つと言えます。

 

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