株式投資

投資を始める前に知っておきたい20の投資用語

いざ投資を始めようとしても、難しい言葉が多くとっつきにくいという方が多いことと思います。

いきなりですが、以下はなんと読むかご存知でしょうか。

  • 始値・終値
  • 前場・後場

正解は、

  • 始値・終値(はじめね・おわりね)
  • 前場・後場(ぜんば・ごば)

です。

この他にも、逆日歩(ぎゃくひぶ)、約定(やくじょう)、追証(おいしょう)など、意味だけでなく、うっかり読み間違えそうな難しい用語も多数あるので、この記事を通してしっかり理解しましょう。

今回は、投資を始める前にコレだけは知っておいてほしいという言葉をまとめました。

 

1.基礎知識

日経平均株価・・・東証1部上場の銘柄から選んだ225銘柄の平均株価。

TOPIX・・・東証1部上場の全銘柄の時価総額の合計を全銘柄で割って算出された数値のこと。

約定・・・株式取引において、注文が執行され売買が成立すること。

利食い・・・購入した価格より値上がりして利益が出ている時点で売却し、利益を確定すること。

損切り・・・損失を抱えている状態で保有している株式を売却し、損失を確定させること。

出来高・・・期間中に成立した売買の数量のこと。

材料・・・相場を動かす要因となる出来事。

投資信託・・・投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめファンドマネージャーが運用し、その成果を投資家に還元するという金融商品。

インデックスファンド・・・日経平均、TOPIX、NYダウなどの株価指数と連動するような、市場全体の平均的な収益を追求する投資信託。

アクティブファンド・・・インデックスファンドに対し、それぞれの運用方針に従い銘柄を選定し、市場の平均以上の利益を追求する運用を行う投資信託。

 

2.投資手法・注文方法

成行注文・・・値段を指定せずに注文すること。

指値注文・・・売買価格を指定して注文すること。

逆指値注文・・・株価が投資家が指示した一定の価格条件に達したときに直ちに発注する旨の条件が付された注文。例えば、1000円で買った銘柄が950円になったら、成行で売却するという注文を行うことで、リスクのコントロールが可能となります。

押し目買い・・・株価の上昇局面で、一時的に株価が下落したタイミングを見計らって買いを入れる手法。

ナンピン買い・・・保有している銘柄の株価が下がったとき、さらに買い増しをして平均取得単価を下げること。

塩漬け・・・現在の株価が買値よりも下がっていて、売ると損失が確定するためやむを得ず長期保有していること。

順張り・・・株価が上昇しているときに買い、下落基調のときに売るという投資手法。

逆張り・・・順張りに対し、株価が下がっているときに流れに逆らって買う投資手法。

空売り・・・手持ちの株式を売ることを「現物の売り」というのに対し、手元に持っていない株式を信用取引などを利用して「借りて売る」こと。株価がこれから下がることが予想されるときに空売りをして、その後予想通り株価が下落したところで買い戻して利益を得る。

NISA(ニーサ)・・・枠内の取引で発生した利益が免税される制度。(通常、投資で100万円程度の利益を出した場合、税金として約2割の20万円を納税することになるが、NISA取引によりこの20万円が免税される。)

IPO・・・知名度の向上や資金の幅広い調達を図るために証券市場に新たに上場する株のこと。

 

3.その他 知っておこう

ザラ場・・・寄り付きから引けまでの間の取引時間のこと。9:00~11:30を前場、12:30~15:00を後場という。

増配・・・業績改善や株主重視策として、配当を増やすこと

復配・・・以前配当が出ていて、その後一時的に無配の状態に陥っていた企業が、業績改善などにより配当を復活させること。

公募増資・・・資金調達のため、新たに株式を発行し不特定多数の投資家に対し取得の申し込みを勧誘すること。発行株式数が増え、一株利益がその分減少するため、理論上株価が下落しやすくなる。

自社株買い・・・企業が発行した株式を、その企業が市場の時価で買い戻すこと。

青天井・・・マーケットで使われる用語で、上昇相場が続きどこまでも上がりそうな状態。

売り残・・・信用取引において、空売りをされてまだ決済(買い戻し)されずに残っている株式の残高のこと。制度信用取引では、6か月以内に決済しなければならないため、売り残が多いと、近い将来に買い戻しが行われる可能性が高いため株価の上昇要因になる。