株式投資

[6077] Nフィールド 株主総会レポート 2018(お土産あり)

2018年2社目の株主総会出席は、初参戦、Nフィールドです。

今まで参加した株主総会はビルの貸会議室が多かったので、ホテル開催の総会は新鮮でした。

今回もおそらく私が最年少出席株主です。(;’∀’)

 

同社は、精神疾患の患者に特化した訪問看護事業を展開しています。

社  名:株式会社Nフィールド
日  時:2018.3.23 開始10:00 終了11:00
場  所:帝国ホテル大阪 3階 孔雀西の間
出席者数:270名程度

早速ですが、今回の株主総会のお土産はこちら。

帝国ホテル特製クッキーです。(先渡し)

家に帰って早速食べましたが美味しかったです。

約1000円相当のようです。

 

お土産と同時に、受付で帰りのシャトルバスのチケットがもらえました。嬉しい誤算。

しっかり利用しました(‘∀’)

主なトピック

  • 看護師確保は計画通り、人材確保は順調に推移。拠点数は177拠点となり全国47都道府県に拠点設置を達成
  • 2年連続の下方修正に対するお詫びとその要因の説明。適時適切な人員確保ができなかったこと精神科未経験の看護師の入職増に伴い現場教育に時間を要したこと、これらの2点が要因となり期初計画の売上確保ができなかった。
  • 昨年7月31日より代表取締役社長の交代

 

2年連続の下方修正については再三謝っていました。社長交代で気を引き締めて頑張っていただきたいものです。

具体的な数値を出して説明する場面が非常に多く全体的にわかりやすかったです。

 

こちらは入り口で渡された株主総会説明資料です。
下方修正を真摯に受け止め、今後取る対応についてしっかり説明している点は高く評価できます。

株主からの質問(10名)※抜粋してご紹介

 看護師はどういった採用の仕方なのか?

紹介会社経由が9割。ハローワークや当社HPからの採用もあり。

 

女性従業員の割合、女性管理職の割合、また、今後の女性従業員登用に関するビジョンは?

女性看護師は7割程度。部長は半分が女性。執行役員に1名女性がいる。今後、女性を積極的に登用していきたい。

 

離職率の高い業界であると思うが、Nフィールドの従業員離職率は? また、その理由と離職率を抑えるための工夫は?

当社の従業員離職率は20%。他社は15%程度のため、やや離職率が高いと言える。
離職の理由:看護師は「職人」気質のため、人材育成・教育が行き届いていなかったことに不満を感じた看護師は離れてしまった。
工夫・対策:昨年10月から、「教育専任室」を立ち上げ、看護師教育に力を入れ始めた。
⇒その結果、昨年10月から今年2月の約半年間の離職率は11%に。

 

看護師の外国人雇用の状況は?

文化の違いがあり、精神疾患の患者との信頼関係を築くことが困難であるため現在、看護師の外国人採用は行っていない。今後、採用については検討していきたい。

 

診療報酬改訂による影響はあるのか?

当社への影響はほぼ無し。

 

前回の株主総会で実施した総会アンケートを受けて、今回、改善したところはあるのか?

当社の事業がわかりにくいという声があったので、招集通知の巻末に当社の事業内容を図を交えながらわかりやすく掲載した。また株主総会においては、招集通知をただ読み上げるのではなく、スライドを駆使して要点をわかりやすく図示し説明することにした。

 

本日の総会では、低質な質問は特に無かったという印象です。(上から目線)

ちなみに質問した10人のうちの1人は私です。(;’∀’)

 

株主からの質問に対しても一言二言で回答するのではなく、又吉社長は様々な背景知識を交えながら答弁していた点も良かったように思えます。また、現場を理解している社長という印象を受けました。

 

誰が見てもわかりやすい総会資料を配ったり、総会アンケートを受けて毎年改善を行ったり、とことん株主を大切にする会社だなと思いました。

 

まとめ

株主質問の際、株主から、「家から出られなかった家族が、Nフィールドの精神科訪問看護のおかげで社会復帰することができた。Nフィールドの株主総会でこの感謝を伝えるよう託され本日、総会に出席した。今後は株主としてNフィールドを応援したい」というコメントもありました。

さらに、その時にお世話になったスタッフの一人が現社長だったとのことで、直接感謝の意を伝えているシーンがありました。

 

私たち投資家は、日々、株価上昇ランキングや四季報を読むことが企業を知り、投資のきっかけになっていることと思いますが、

本日のこの出席者のような、人生の転機が企業を知る、また投資をするきっかけになり、株主総会でその感謝を述べることもあるんだと思うと感慨深いなと思いました。

 

ここからは余談になるのですが、私は学生時代、ヒッチハイクで旅をしていたことがあります。

その当時お世話になった人たちの顔や名前は、今でも忘れない程、私の心に深く刻まれていますが、感謝の気持ちを改めて伝えたいと思うことがしばしばあります。

感謝を直接伝えるのは大切です。特に自分の人生に大きな影響を与えた人へは。

そう気付かされた一日でした。