今回の記事はタイトルの通り、〇〇周年記念配当を予測する記事です。
記事作成の目的はズバリ、記念配当による利回りUPです。
あらかじめ企業の沿革・歴史を調べておくと先回り投資が可能です。
直近の例ですと、2018年で100周年を迎える象印マホービンが記念配当を発表しました。
また、椿本チエインも、2017年で創業100周年を迎えた際に、記念配当のIRを発表しています。※90周年でも記念配当を出しています。
〇〇周年記念配当のIRが予想される企業は以下の通りです。
※塩野義製薬は2018年で140周年を迎えますが、130周年の時に記念配当が出ていなかったようですので、今回は省略させていただきます。
2018年が周年記念となる企業7社
(1)[6752] パナソニック(大阪府)
言わずと知れた家電業界最大手、2018年で創業100周年を迎えます。
基準となっているのは、松下幸之助氏が配線器具のソケット製造で「松下電器器具製作所」を開設した1918年です。
現社名の「パナソニック」には2008年、社名が変更となりました。
2010年代初頭には2年間でなんと1兆円の赤字を出しながらも、近年は回復し、全世界で売上高7兆円超の大企業に成長しています。
(2)[3401] 帝人(大阪府)
「01(ゼロイチ)銘柄」帝人は2018年6月で創立100周年を迎えます。
合成繊維大手で、炭素繊維は世界2位。
医療機器、樹脂、電子材料など幅広く人々の暮らしを支えるメーカーです。
(3)[6457] グローリー(兵庫県)
硬貨・紙幣処理機のパイオニアである同社は、2018年で創業100周年を迎えます。
100周年記念CMや記念サイトが作られ、大いに盛り上がっています。
国内のカジノ設立に追い風が吹いているため、今後のグローリーのグロース(成長)に期待です。
(4)[6674] GSユアサ(京都府)
鉛蓄電池世界2位の同社は、2018年で設立100周年を迎えます。
主力製品は車載用鉛電池、産業用電池電源です。
JRで本社工場のそばを通る際、敷地の広さにいつも驚かされます。
(5)[8173] 上新電機(大阪府)
関西地盤の大手家電量販店の同社は、2018年で創業70周年を迎えます。
店員が阪神タイガースのユニフォームを着ている、店内BGMは六甲おろし、阪神が勝った翌日に上新電機店舗で買い物をするとポイントがもらえるなど、とにかくタイガース色が濃いのが特徴です。
(6)[4977] 新田ゼラチン(大阪府)
ゼラチンで国内首位、世界4位の同社は、2018年で創立100周年を迎えます。
インドや中国に現地工場を置き、グローバルに展開しています。
(7)[3955] イムラ封筒(大阪府)
封筒事業、主にDM向けの窓封筒で業界で高いシェアを誇るイムラ封筒は、2018年で創業100周年を迎えます。
東証二部ながら封筒事業で業界首位です。
象印マホービンは100周年記念として記念配当を発表しましたが、2018年に東証二部から一部への鞍替えも発表しました。
イムラ封筒も100周年記念配当のみならず、東証一部への昇格の可能性も・・・
番外編 [8159] 立花エレテック(大阪府)
立花エレテックは、大阪に拠点を置く電機・電子技術商社で、2021年で創立100周年を迎えます。
100周年を迎えるのは3年後、と先のことのように思えますが、立花エレテックは、2017年5月に株主優待IRを発表しており、3年未満は2000円分、3年以上の株主には3000円分のクオカードがもらえます。(100株保有)
~100株継続保有のモデル例~
2018年3月 QUOカード2000円分
2019年3月 QUOカード2000円分
2020年3月 QUOカード3000円分 ⇐長期優遇!1000円分UP
2021年3月 QUOカード3000円分+(100周年記念配当!?)
上記の通り、今、投資をしておくと、100周年を迎える2021年に、長期株主のへの優遇優待だけでなく、記念配当の恩恵を受けることができるかもしれません。
現在、半導体業界には空前のバブルが到来しており、同社も大きく業績を伸ばしています。
半導体業界に身を置く私の知見ですが、少なくとも2018年度末までは半導体バブルは継続すると見ています。
同社にとって100周年を迎える2021年が最高の年になるといいですね!
3.まとめ
〇〇周年という節目は、企業にとって、長年培ってきた自社のブランドイメージの向上に繋がる良い機会と言えるでしょう。
周年を迎えるにあたって、周年記念サイト・テレビCMの公開や記念行事、プロジェクトの策定を企画する企業も多くあります。
実際に、今回紹介した企業の中には、テレビCMがきっかけで〇〇周年の節目を迎えることを知った企業もあります。
関西地盤のホームセンターのコーナン商事に関しては、2018年で創立40周年ですが、昨年の39周年の時点で、サンキュー(39)の語呂合わせで、39周年キャンペーンが盛り上がっていました。
節目の祝い方は企業各々の個性が出るので、面白いですね。
皆さんにとっても、歴史ある周年企業の魅力や強みに触れることで、新たな投資のヒントが見つかるかもしれません。
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