「旅行をするためにお金を貯めたい」という人にぴったりのサービスがあります。
それは「旅行積み立て」です。
大手旅行会社や航空会社などが扱うサービスで、毎月決まった額を積み立てていくと、6カ月~5年後の満期時に一定のお金が上乗せされて、積み立てた額以上の旅行券を受け取れるという仕組み。
旅行積立最大の魅力は、利回りの高さです。
メガバンクの定期預金に1年間預ける場合、金利は0.01%程度であるのに対し、旅行積立は1.5%~3%と非常に高利回りです。
旅行積立によって獲得した旅行券は、国内外のパッケージツアーや航空券などの代金として使うことができます。
申し込みの際は、プランにもよりますが、満期といくら分の旅行券を受け取るかを決めます。
目標額に合わせて毎月の支払額を決めてコツコツ貯めるコースや、一括で払い込みを済ませ満期に旅行券を手にするコースなど、各社様々なコースがあります。
JAL旅行積立サイトでは、支払いシュミレーションをすることもできます。
利回り3.8%って本当!?「ハワイ積立」って何?
旅行積立の利回りは3%前後と言いましたが、目的地を限定すれば、さらに上乗せ分は増えます。
例えば、ANA旅行積立ハワイ限定プランの場合、利回りは3.8%程度になります。
来年のハワイ旅行に向けた資金の30万円を1年間、銀行の定期預金に預けるか、ハワイ積立にするのか、どれくらい違うのか比べてみましょう。
大手銀行の定期預金に1年間預ける場合
金利は0.01%程度とすると、
30万円を預けた場合、1年後の利息分は30円(税引前)
ANA旅行積立ハワイ限定プランの場合
利回りは3.8%程度とすると、
28万9018円を一括で預け入れると、1年間で1万982円の上乗せがあり、満期旅行券額は30万円で戻ってくる。
→定期預金と比べると1万円以上の差が出る!
定期預金の利息分と比較すると約300倍になるということです。
旅行積み立ての注意点
積立の満期の設定に要注意
希望する旅行商品が予約で埋まってしまう場合があります。
ですので、満期は旅行出発日の3か月程度前に設定すべきでしょう。
また、旅行券を使える期限を決めている会社もあるので、それも踏まえて満期設定をすることが必要になります。
使用に条件・制限がないか確認を忘れないように
旅行積立を提供する会社によっては、他社主催ツアーやインターネット上の商品は取り扱いができない、というケースもあります。
大金を積み立てることになりますので、申し込みの前には積立プランを十分確認をするようにしましょう。
まとめ
1.5~3%と預貯金に比べ、高利回りな点が旅行積立の最大の魅力です。
また、お金を貯めてから旅行に行くので、クレジットカード支払いに比べてお金の管理がしやすいのが特徴と言えるでしょう。
注意点もありますが、計画的に賢く積み立てておトクに旅行を楽しみましょう!