前回の記事では、IPO投資の魅力についてご紹介しました。
しかし、IPO抽選は簡単には当選しません。しかし、証券会社当選確率を上げるため、複数証券口座での申し込み、主幹事証券会社での申し込み、ポイント利用など様々な方法があります。
当選には運も必要となりますが、確率を高める工夫をすることが大切です。
高確率で利益を得られるチャンスを逃さないようにするためにも、口座開設費と維持費が無料のネット証券口座を開設し、抽選に備えましょう。
【SBI証券】
SBI証券は、口座開設数470万(2019/11/25時点)を超えるネット証券最大手と言う安心感があります。
IPOについては、引受証券会社の実績、取扱銘柄数はネット証券業界ナンバーワンです。
倍率が高くなるIPOは、抽選に当選するのは難しいですが、SBI証券は、抽選にはずれる度にポイントが貯まる独自の「IPOチャレンジポイント」制度を採用しています。このポイントにより、次回抽選の当選確率を上げることができます。
また、申込数量が多いほど当選確率も上がる仕組みとなっていますので、投資資金が豊富な人におすすめのネット証券です。
【マネックス証券】
マネックス証券は、投資資金や申し込みの数量に関わらず平等に当選の権利がある「完全平等抽選制」を採用しています。
つまり、申告する数が100株であろうと1万株であろうと、同じ当選確率になるということです。
これは少額の取引を希望する投資家にとってはメリットの多いシステムだと言えます。
またマネックス証券は、IPO株の引受証券会社としての豊富な実績を持ち、充実したサポート体制を整えていることも、IPO初心者にとって安心できる点と言えます。
【楽天証券】
楽天証券は、取引の実績とIPO申込数量に応じて当選確率が上がるのが特徴です。
普段から取引が多く、相当額の手数料を支払っている人にとっては、手数料以上の利益を取り戻すことも可能になるかもしれません。
【カブドットコム証券】
カブドットコム証券は、マネックス証券と同じく、取引実績や申込数量とは関係なく1口座に付き1つのIPO抽選権を持つことができます。
三菱UFJフィナンシャルグループ系列であり、IPO引き受け実績が豊富です。
【GMOクリック証券】
GMOクリック証券は、口座数がまだ少ないため穴場となり、そのぶん当選の確率も高くなることが多いのが当面のメリットと言えます。
【岡三オンライン証券】
岡三オンライン証券は、保有資金やIPO注文数に関係なく、完全平等抽選制を採用しています。
IPOの取り扱いを開始したのが2013年からで、口座数も少なく当選しやすいという点でも、こちらも穴場のネット証券と言えるかもしれません。
【松井証券】
IPOの抽選が他の証券会社と比べて2、3日程度遅くなるのが松井証券の特徴です。
⇒時間差で抽選できるので、チャンスが増える!