LINEと野村ホールディングスは3月28日、証券ビジネスを中心とした金融事業における業務提携の検討開始に関し、基本合意書を締結したと発表しました。
この提携により、LINEユーザーの資産形成を中心とした金融ビジネスへ進出を目指し、
☆LINEが持つユーザー基盤とユーザビリティの高いUI/UX
★野村グループが培ってきた金融ビジネスのノウハウ
これらを活かし、新しい金融サービスを提供していくとのことです。
「UI/UX」ってなに?
「UI」は ユーザーインターフェイス(User Interface)の略で、「ユーザーの目に触れる部分・使用する部分」を指します。
- ホームページで例えるなら、PCやスマートフォンに表示されるデザイン、 フォントなど
- 製品で例えるなら、製品の外観など、 ユーザーの視覚に触れる全ての情報が「UI」と呼ばれます。
「UX」は ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略で、「 ユーザーが製品(サービス)を通して得られる体験」を指します。
例えばホームページの場合、
- デザインがキレイ
- フォントが読みやすい
- お問い合せ フォームがわかりやすい
- 商品を注文したらすぐに届いた
- 対応が丁寧だった
といった、サービスの質に関わる部分も「 UX」です。
サービスを利用する一連の行動の中で、 ユーザーが感じたこと全てが UXになる、と捉えましょう。
この提携の一環として、共同出資会社「LINE証券」を設立され、出資比率は、LINE51%、野村ホールディングス49%を予定しており、今後両社で協議し、決定するという。設立は、2018年5月末を目処としています。
まとめ
LINEは2018年3月7日、アプリ「LINE」において、決済・金融サービスを集約した「LINEウォレット」を、国内ユーザー向けに開始しました。
同年1月には、金融事業領域の強化を打ち出し、LINE上で仮想通貨交換や取引所、ローン、保険といった金融サービスの構築・提供をするため「LINE Financial」を設立しています。
また、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」は、2017年に全世界での年間取引高が4500億円を突破し、登録ユーザー数も4000万人を達成するなど、引き続き拡大しています。
急拡大を遂げているLINEの金融事業の動向には今後も目が離せません。