最低限チェックしておきたい10の指数・指標

株価の指数(指標)とは、取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表すものであり、ある時点の株価を基準に増減で表したものです。

日本の代表的な株価指数としては、日経平均株価TOPIX(東証株価指数)などがあります。また、2014年1月6日より、東証400銘柄で構成される株価指数「JPX日経インデックス400」が新たに登場しています。

ニュース等でよく耳にする日経平均株価やNYダウ平均株価は、取引所単位の大きな銘柄群の株価の動きを見る指数ですが、銀行株のみや鉄鋼株のみといった業種別の指数もあります。

重要な株価指数に採用された銘柄は、その指数への連動を目指すインデックスファンドの投資対象に組み入れられます。逆に、採用銘柄から除外された銘柄は投資対象から外れることになるので、銘柄の組み入れに注目する投資家も多いです。

今回は、投資家として最低限チェックしておきたい株価の指数・指標をまとめました。

1.チェックしておきたい指数・指標

指数・指標 内容
日経平均株価 東証1部上場銘柄から選んだ225銘柄の平均株価。
TOPIX(東証株価指数) 東証1部上場の全銘柄の時価総額の合計を全銘柄で割って算出された数値。
マザーズ指数 東証マザーズ上場の全銘柄の時価総額をもとに算出された指数。2003年9月12日時点での時価総額を1000として指数化している。
日経平均先物 日経平均株価を対象とした先物取引。日経平均を先取りした値動きになることが多い。
CME日経平均先物 シカゴ・マーカンタイル取引所で取引している日経平均先物。日本時間の朝6時15分まで取引されており、当日の日経平均に影響を及ぼす可能性がある。
SGX日経平均先物 シンガポール証券取引所で取引している日経平均先物。日本時間朝8時45分から取引されていて、当日の日経平均に影響を及ぼす可能性が高い。
NYダウ平均株価 米国の代表的な30銘柄で構成される平均株価指数。NYダウが上昇すると日経平均も上昇することが多い。
NASDAQ総合指数 米国のナスダック株式市場で取引されている全銘柄の時価総額を指数化した数値。
米ドル/円 米ドルと日本円の為替レート。円安に振れた方が、日本株が上昇しやすい。
ユーロ/円 ユーロと日本円の為替レート。

 

2.日経平均は値嵩株の影響を受けやすい!?

日経平均株価の特徴はずばり「株価の高い値がさ株の影響を大きく受ける」という点です。

 

実際に投資していると、日経平均株価が大きく上昇したにもかかわらず、自分自身の持ち株の株価は一向に上昇しない、ということがよく起きますが、それは日経平均株価への影響度の高い一部の値がさ株のみが大きく上昇したから、ということが多いのです。

 

3.東証1部全銘柄を計算対象としているTOPIXの特徴とは

日経平均株価ほど特定銘柄の影響を大きく受けず、日本株全体の動きをより正しく表す指数はないのでしょうか。
そこで登場するのが日経平均株価と並び代表的な株価指数であるTOPIX(Tokyo Stock Price Index:東証株価指数)です。

日経平均株価は大きく上昇しているのに持ち株は全然上がらない、というときはTOPIXもチェックしてみてください。
すると、TOPIXの上昇率と日経平均株価の上昇率が大きく乖離している場合が多いことがわかります。

TOPIXは、東証1部上場の全ての銘柄の時価総額の変化を指数で表したものです。
※時価総額・・・「株価×発行済み株式数」で計算される数値のこと

TOPIXは1968年1月4日時点の時価総額を100として、現時点での時価総額がどのくらいになっているかを示しています。そのため単位は、日経平均株価のように「円」ではなく「ポイント」で表現します。

日経平均株価とは違い、TOPIXは東証1部上場の全ての銘柄を対象として算出されるため、日経平均株価への影響度の高い値嵩株よりも株価の低い中低位株を好む傾向にある個人投資家の実感により近いものとなります。

しかし、日経平均株価よりも相場全体の値動きをよく表しているとはいえ、TOPIXにも限界があります。
TOPIXは、東証1部上場の全銘柄の浮動株の時価総額の合計が基準時点と比べてどの程度変化したかを見る指数ですので、銀行株など時価総額の大きい銘柄に値動きが左右されてしまいます。
例えば、東証1部上場であっても日経平均株価に採用されていない中・小型株は、株価がいくら上昇しても日経平均株価には全く影響を与えず、TOPIXに与える影響もわずかです。

 

4.まとめ

個別銘柄に投資する際は、日経平均株価やNYダウ平均株価を見て判断するのではなく、銘柄ごとに業績をチェックしたり、株価のトレンドを見て売買判断をする必要があります。
代表的な指数だけを見て投資判断をしていたら、本格上昇前の安い株価で投資するチャンスを逸することも考えられます。

日経平均株価やNYダウ平均株価が上昇トレンドなら強気、逆に下降トレンドなら慎重に、という具合に、指数は相場全体の雰囲気を測るモノサシとして活用するのがよいでしょう。

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